よるくま@真夜中の虹 膠原病・心筋梗塞 闘病記

膠原病~心筋梗塞/発病・入院・共存の記録 体に耳をすます日々の日記

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

どん底

2008年4月29日(火祝) 夜中2:10 治らないのかも、責任を果たせないのかも 今日から再びパルス人間になった。血管に点滴用のチューブを装着したまんまの様子は、人造人間みたい。そこから必要な薬液を補給する訳。 ステロイド・パルス療法の「パルス」というの…

[看護師への手紙]死なない約束

2008年4月29日(火)夜 看護師 金子さん、伊藤さん 少し思っていることを書いてみますネ。 昨日の夜から今朝にかけては、気持ちがドーンと落ちました。初めて午後パルスをしたせいなのか、あると言われているステロイドから来るうつ症状なのか。Dr.の予後につ…

退院後をイメージして、苛烈なリハを始めた

2008年4月20日(日)夜の喫煙所でヤクザの会長と話した 22時15分になったので、喫煙所へ。だいたいこの時間に下りて、しばらく話をして戻れば、非常口を閉めるガードマンにもナースの巡回にもあたらない。今日は風が冷たくて、ベンチにはひろみさんしか…

夜の住人

2008年4月15日(火) カーテンとテントとヘッドフォン この病室のカーテンの仕切りって、やっぱりテントに似ていると思う。 普通、もう少し落ち着かないものなのかもしれないけど、私は全然大丈夫だ。どちらかと言えば、カーテンの外にはもうひとつ強固な壁…

病名の確定まで

2008年4月10日(木)朝 気力が失われてきた 長くなり、気持ちが上がったり下がったり。先週末から気力が失われてきている感じがする。軽いうつ状態? 普通に考えれば、原因不明で歩けず、軟禁状態がこれだけ続いて、なお見通しゼロというのは辛いはず。自分…

【日刊】びょういんつうしん その12

余暇と心の自由 病院には余暇が少ない。病院は通過機関だから、当然と言えば当然か。アミューズメントパークまではいかないにしても、何か工夫はできないものか?定期的に映画を上映するとか、図書館を作るとか、レンタルビデオ店を作るとか。 院内で生活す…

【日刊】びょういんつうしん その11

生きていること 急変を目の当たりにしたのに、その後しばらくショックでグッタリと横になったけど、それでもやっぱり朝食を食べていた。 食べ物が喉を通らない感じ、だけど。ヨーグルトとフルーツを外したものの、ロールパンとスープは食べた。 何だか奇妙だ…

【日刊】びょういんつうしん その10

急変 吉田さんの容体が急変した。 朝食後、カーテンごしに聞こえる吉田さんの様子がどうもおかしい。昨日あたりから吐いていたが、今日も吐いているのかゴボゴボという音が聞こえる。その音が、余りにも長かった。 数日前、吉田さんの喘鳴がひどい時は私がナ…

【日刊】びょういんつうしん その9

過敏さ、そして弱さ 病院にいて、病気が長期化しつつある。新しい事が減り、慣れてきた中では、気持ちも落ち着き、余裕が出てきたと感じている。眠る時間も早くなり、緊張やたかぶりもなくなってきた。 けれども一方で、眠りが浅くなり、目が覚めるのが早く…

【日刊】びょういんつうしん その8

退院 退院は、入院患者の誰もが待ち望んでいること。それは、入院期間の長さに関わらず焦がれるものであろう。 短期間入院しポリープを切除し、そのポリープが良性だった者は、九死に一生を得たと感じ、病院を出る時、多分振り帰らない。二度と戻るつもりは…

【日刊】びょういんつうしん その7

空の色 眠りが浅くなってきて、5時には目が覚める。 病院での生活に慣れてきて、毎日余り疲れない。色々な人と話して、病院の中のこともよくわかってきた。社会とは別の時間が流れているこの場所が、生活の場になりつつある。 病気の原因が見つからない。入…