よるくま@真夜中の虹 膠原病・心筋梗塞 闘病記

膠原病~心筋梗塞/発病・入院・共存の記録 体に耳をすます日々の日記

2019.1.6 心筋梗塞 入院7日目 日食。初めての鏡、そして洗髪

 昨夜も、眠れたのは0時すぎだった。5時には目が覚めていた。眠りが短い。変な夢を繰り返すようなことや、考えごとのループはなかったので、まあいいかと思う。



 日曜の午前中、いつもは出勤の車の中で聴くTBSラジオの安住紳一郎の番組を、10時からラジオで聴いていて、今日が日食で、10時6分が極大(30%)と知った。そういえば日食があるようなことを、入院前に何かのニュースで見た。

 日食を見ようと思ったが、直接目では見られない。家に居れば、ネガ・フィルムの端や、色のついた透明なプラスチックの板などを、探して見ることができるが、ここには材料がなさすぎる。

 それで、厚手の紙に小さい穴を開けて投影して見ようと思い、手元の文庫本のしおりに、バッチのピンで穴を開けて、太陽を、針穴を通して本の表紙に映してみた。

 小さい小さい欠けた太陽が見えた。

 そんなことをしていたら、Ns赤沼が来たので、見せた。感動するかと思ったが、あまり関心がない様子なのでつまらなかった。

 まあ、ここの看護師は皆忙しそうで、患者の話を、ひとまず受け流す傾向がある。たいていの場合、一言目が聞こえていないことが多いのだ。昨日も、「天気がいいね。城北公園に散歩に行こうか?」という、寝たきりの小岩さんのジョークを、看護師は聞き逃していた。患者は、精一杯笑おうとしているし、看護師とコミュニケーションを取ろうとしているのにね。



 昼食前に、昨日上庄Nsに頼んでおいた洗髪が、入院以来初めてできた。許可されたのは、入浴ではなくて洗髪のみだったので、洗面台で椅子に座って行う。

 その時に、入院以来、初めて鏡に映った自分の顔を見た。

 白髪交じりのヒゲが伸び放題になり、「荒れている」というという言葉で表されるような容貌。髪の毛が束になり、跳ね上がって、ワイルドな髪型で固まっていた。

 そして、何より、顔色が悪かった。ミカンの皮のような色というか、ミカンの皮を触った後の、オレンジがかった緑色に染まった指先のような色の肌。これが、心臓の機能が下がって、血が行き届かないということなのか、と思った。少しずつリハビリをして、なんとかしていかなければならないなあ、と思った。




 今日は少しだけ、ベッドの上で、ストレッチをした。それから、何回かに分けて、窓の枠にある段差状のところにつかまって立って、立つ姿勢に体を慣らすようにした。立って窓の外を眺めながらリハをした。今は座って、窓枠の段差の上にノートを置いて、書いている。



 午前に、赤沼Nsに頼んで、入院以来初めて車イスでトイレに行き、初めての便通があった。

 午前に体温が初めて36.3℃の平熱になったりと、初めてのことがいろいろあった日だった。




 となりのベッドの小岩さんが、昼前に6人部屋に移ってしまったので、今夜は一人になった。