よるくま@真夜中の虹 膠原病・心筋梗塞 闘病記

膠原病~心筋梗塞/発病・入院・共存の記録 体に耳をすます日々の日記

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【日刊】びょういんつうしん その6

動き出せない月曜日 何日目なのか、もうよくわからなくなってきた。 病院に入っていたら、曜日なんて関係ないと思っていたけれど。 今日は気持ちの中で、ちゃんと「月曜日」。そして冷たい雨が降っている。 気持ちが少し辛くなっているかもしれない。 週が明…

【日刊】びょういんつうしん その5

つわものたち ② 高田さん、団塊の世代。元プロゴルファー。 難病を発症し、最初の入院生活は4年、その後入退院を繰り返す。スポーツ選手らしい大柄な体格で車椅子に座っている。目の障害でサングラスをかけているが、障害用眼鏡というよりは、チンピラ風で…

【日刊】びょういんつうしん その4

つわものたち その1 入院して二日目に喫煙場所を見つけた。それは入院棟の裏、隣の古い建物に抜ける通路の際の屋外の、吹きさらしの場所にあった。タバコの煙が流れるのを防ぐためのプラスチックの透明な仕切り壁に区切られた空間。そこにはいつも、4~5…

【日刊】びょういんつうしん その3

プライド 病院は羞恥心に余り配慮がない場所だ。そんな中で、プライドって何だろうと思う。 入院した翌日、部長回診があった。部長というのは、院内では相当偉い人らしい。その教授は、日本でも五本の指に入る神経内科の権威だということは、後に患者同士の…

【日刊】びょういんつうしん その2

吉田さんのひとりごと カーテン越しにいるのは、多分おじいちゃんの吉田さん。ベッドから出ないからわからないけど多分。 初めて吉田さんの声を聞いたのは、私が病院に着いた日の夕食の時だった。「夕食ですよ」と持って来られた食事に、途切れるような声で…

【日刊】びょういんつうしん その1

窓際のやまださん 病室で初めて話した患者はやまださん。やまださんはカクシャクとしたシルバーグレーのおじさん。私が夕方に慌しく外来から入院して、一晩寝た次の日の朝、初めて言葉を交わした。開け放った私のベッドカーテンの前を通ってやまださんがトイ…

入院

2008年3月26日 23:15 入院した。 検査結果を聞きに行き、その流れで別の病院に紹介され、慌ただしく入院することになった。 診断名はまだ。更にいろいろ検査するらしい。結構退屈だ。 真新しいずいぶん高い建物の15階。窓開かないし、空気が止まっている。…

どん底

2008年2月26日 21:29 SOSサイン マレーシアにSOSサイン出した。いつも本当に困った時に頼みにしている最後の友達。 キャンプ中で電話が時間帯で辛うじて通じるなかで、知っている病院、知り合いの医者の連絡先、実績のある鍼灸院、知り合いで効果があった薬…