よるくま@真夜中の虹 膠原病・心筋梗塞 闘病記

膠原病~心筋梗塞/発病・入院・共存の記録 体に耳をすます日々の日記

2019.1.14心筋梗塞 入院15日目 夜の物音や朝焼け

(祝日)

7:29 自主トレ
1000m 16min.
1026752
996262


15:16 自主トレ
1000m 15min.
986052
1136257


14:00 当直Dr.により、右手首先の甲に、明日のカテーテル検査のための点滴用のラインが入った。


向田邦子のことを書いた本『名文探偵 向田邦子の謎を解く』(鴨下信一)を読み終わった。
『私以外みんな不潔』(能町みね子)を読み終わった。


 この三連休は、検査もリハも一切ないとのことで、特にすることもなく、ゆっくりのんびりとすごした。

 明け方、4:45頃目が覚め、少し眠って6時に起きているが、少し眠り足りない分を、朝食後、少したってから、9:30ごろから11:00の間くらいに、うとうとして補っている。

 連休前までは、体を起こしていた方が良いかと椅子に座ったり、窓際に立ってすごしていたが、努力し続けるのにも少し疲れた。残り少ない入院期間は、めったにない休養期間なのだから、ベッドに陽がさすおだやかな時間には、休みたいだけ休んでよい、と思うようにした。


 朝は、6時から朝焼けが始まるのだが、この時の空の色が変わっていくのを見ているのが、今の楽しみ。毎日、少しずつ色が違っている。今朝は、空全体が大きな一つの虹のような色だった。中学の時に、友達と屋上に泊まり、凍えながら、夜どおし星を見たり、話したりしてすごした時の、鮮やかな朝焼けの色を思い出す。

 明け方、440分~50分に一度目が覚めるのは、病院は夜通し音がしているから。いくつものモニターの音や警告音、廊下を通るナースの足音、ナース用のPCや用具を載せたワゴンを転がす音、当直のドクターどうしの話し声。

 今朝がたは、ナース・ステーション前の個室のおばあちゃんの患者さんが看取られたのではないか。ドクターや人の話し声が、明け方に続いていた。

 


 夜、眠る時に、ヘッドフォンでラジオを聴いている。たまたま持って来たヘッドフォンが密閉性が高いもののため、ヘッドフォンをすると、物音が聞こえなくなる。ラジオはモノラルなので、横になったときに上になる左耳だけヘッドフォンをして、右耳を下にして眠れば、物音は聞こえない。


 見たいドラマや駅伝を、テレビのステレオ音声で両耳ヘッドフォンをして見た時は、その世界に没頭して、病院にいることを、その間は忘れていた。



 何だかここ数日、家も職場も遠い世界のできごとのような気がする。帰るスケジュールは意識しているものの、本当に帰れるのだろうか。

 自分がいなくても、世の中は回っているんだなと思う。仕事は、すごく遅れを取ってしまった気がする。実は年末年始を挟んでいるので、平日の日数は少ないのだが、そう思う。



 明日は、朝からバルーンカテーテル検査。朝食は抜きで、900にはカテーテルの部屋に行く。

 今日シャワーの前に、鼠径部の毛を少し剃った。

 カテーテルは大丈夫だ、とは思いつつも、気持ちのどこかでは気になっていて、少し緊張しているかもしれない。
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