2019.1.9水 心筋梗塞 入院10日目 心臓リハ
◍心臓リハ
石神PTから最初に言われたのは、心臓リハでの注意事項だった。
心筋梗塞後は、心臓の表面が壊死しているので、筋肉が薄い状態になっている。そのため、心拍数を下げる薬を使っている。今後、退院後に心臓にかけられる負荷は個々に違うため、医師と確認していく。
心筋梗塞の危険因子は喫煙、飲酒、運動不足、高脂肪、体重増等なので、退院後も気をつけ続ける必要がある。
心臓のリハの場合、他の身体リハと違って、体は普通に動くので、逆に怖いのだとのこと。これは、前回の入院時のリハのことを話した時に、「やり過ぎがダメな上に、今回はやり方に気をつけなければ危険」と、釘を刺すような感じで言われたことだった。
今回の院内リハは、リハ室ではなく、入院している病棟の廊下で行われている。
内容は、始める前の、一瞬のアキレス腱のストレッチと、スクワット10回と、歩行のみ。歩行は、廊下を2往復400mくらい。この距離は、最初だからではなくて、今後も変わらないと思う。全部合わせて15分くらいか。
量もそうだが、質的にも物足りない。最初、廊下をスタッフと歩いている患者がいるなと思っていたが、あれらは、皆同じリハビリをしているのだった。高齢者も同じリハをしているが、入院前の生活と身体状況、退院後に必要な体力や覚えておくべきリハは、高齢者と自分では違うと思う。もう少し、今後体を維持できるすべを、教えて欲しいと思う。自分で、どんなやり方で、リハを続けたらいいのだろう。
それと、PTが若いこともあるが、性格的にもあまりきめ細かくない人だ。時に無神経だったりもする。
歩きながら話をするが、入院前の運動の話をしている際にも、私が「健康に気をつけて、毎週プールで泳いでいたのだが…」と話すと、最後まで聞かずに、「それが裏目に出たと」、と言葉を継いだ。裏目に出たわけではないし、原因を探して後悔したり、自分を責めたりしがちな病人に対して、言葉が無神経なことがある。
また、このPTは、相手の話に耳を傾けるのではなく、相手の話に似た自分の経験や他の患者の話をして終わらせる話し方をすることが多い。私は「私」なのであって、他の人と一括りの「患者」ではない。最初に少し話して、期待するのはやめたので、まあいいが、時間と機会としてもったいない。
PTから伝えられた正しいやり方と量で、自主練習を一日数回やっているが、見たところ、フロア内では自主リハをやっている人は他にいない。皆、歩けない訳ではないと思うが、廊下を歩いていると見える各病室では、私よりも軽いと思われる人も、ベッド上でテレビを見て過ごしていることが多いようだ。
私が歩行練習をしているのは、看護師にはあまり理解されていないようすで、怪訝そうな顔をされることがある。また、この病院は、患者同士が言葉を交わす様子がほとんど見られない。同様の疾患が多いフロアなので、他の人のプロセスがモデルになると思うが、フロアに、回復に向かうという雰囲気がないな、と思う。医師、看護師にその見通し感がないから、患者に見通しを示さないのかもしれない。
7:30 遠山Dr.ベッドサイド来た
来週のカテーテル検査について説明したい。いつが良いか?
土曜日の昼前、とした。
10:00 自主リハ
500m
92-65-62
99-62-63
13:15 自主リハ
600m
103-64-56
106-66-62
(日勤:Ns.田島(たしま)メガネ)
17:00 PTリハ
歩行+階段
義父(心不全で、数年前に同じステント手術をしている)からは、日常生活は意識せずにできるが、体重を退院時のまま保つことと、職場は変わらない方が良いこと、病院は、心臓の治療をした病院を主治医にしておいた方が良いこと、等の助言をもらった。
母は、色々な物を持って来た。頼んだ物も持って来てくれたが、それ以外の物も持って来た。写真立てや、みかんや、水筒など。水筒は持ち帰ってもらった。みかんは多かったので、二人で食べて数を減らした。
今回は仕事関係の見舞いを断っているので、見舞いに来てくれる人は、皆優しい人ばかりで、救われる。
夜勤:Ns.田口(ベテラン、ちょっとせわしない、メガネ)