よるくま@真夜中の虹 膠原病・心筋梗塞 闘病記

膠原病~心筋梗塞/発病・入院・共存の記録 体に耳をすます日々の日記

2018.12.31 心筋梗塞で救急搬送③

◍処置室
 
バタバタと救急車からストレッチャーごと搬出され、室内に入ると「首に力を入れて!」と言われ、掛け声で数人に一斉に持ち上げられて、救急処置をする台に移された。まぶしい光の台の上に寝かされて、まわりを7~8人の人に取り囲まれた。服を切られそうな雰囲気だったために、「脱げます」と言って、自分で服を脱いで横になった。「一度にやるので驚くと思いますがすみません」と言われて、何人もの手が、手足や胸に伸びてきて、何かのモニターを、全部の手足や胸につけられた。
 
その後、処置台に乗ったまま、エコー検査機らしきもので心臓の異常の確認をしているようだった。「T壁側」とか「血流が異常に活発」とか「反応がない」等という言葉が断片的に聞こえ、この時初めて、ああ心臓の異常なのか…と思った。
救急隊が部屋を出ていくのが見えたので、その後ろ姿にお礼を言った。
 
その後すぐに、「鼠径部からバルーンカテーテルを入れて検査する」と説明された。それは心筋梗塞ということでは?この程度の痛みで心筋梗塞?と意外すぎて、「私がですか?」と聞いたのを覚えている。
 
「手首の血管からカテーテルを入れるが、入らなかった場合は鼠径部から入れます」と口頭で同意を取られ、その準備で、すぐに鼠径部付近の毛を剃られた。
それから導尿の管を入れることになったが、これがなかなか入らず、かなり痛かった。「前立腺肥大と言われたことがあるか」と聞かれたが、そんなものはない。結局、何度もやって入らなかった。あまりにも痛いので、「こちらの方が心臓よりも痛い。心臓の痛みはもう感じないくらい」と医師に伝えた程だった。結局、泌尿器科の医師を病院内で呼び出して、細い管(「12インチ」と言っていた)を使って、管がやっと入った。