よるくま@真夜中の虹 膠原病・心筋梗塞 闘病記

膠原病~心筋梗塞/発病・入院・共存の記録 体に耳をすます日々の日記

[2008年6月]リハ出勤&移動手段をいろいろ模索する

 2008年6月6日(金)22:35

一週間の終わりと開放感  

 は、帰りの電車の中。

 涼しい風が吹く、都会の街を、フラフラふわふわした足取りで歩いて来た。ビルやネオンの光が、キラキラ輝いていた。

 退院を実感するのって、こういう瞬間なのかもしれない。

 街の雑踏とか週末の喧騒とはまったく違う空気と時間が、私の中には流れている。

足は限界に近いほど立っているのが難しいけど、一週間やりとげてちゃんと立ってるって感じ

 


2008年6月12日(木)1:48

今までとこれからを書く  

 数ヶ月の間に、ものすごく大きな体験をしてしまい、そして今の自分がいる。ここに何かを書こうとした時に、数ヶ月がとんでしまって、書くのもとても唐突な感じがするし、一方でこの間のことを書き始めるときりがない。だから、どうやって書き始めたらいいかわからず、しばらく書かずにいた。

 今を書きながら、これまで他のところに書いたことや振り返ったことを少しずつ書こうと思う。ライブ中継とビデオ、みたいな感じかな。

まぁ、少しずつやってみよう。


2008年6月17日(火)8:13

寝る時間がない  


毎日やりたいことがたくさんありすぎて、時間が足りない。

寝る時間がないのが一番問題なのかも。

そして風邪が治らない。うーん、見事な感染症体質。 


2008年6月17日(火)8:41

走る練習  

 おとといの夜から走る練習を始めた。歩くのが完全に安定していないので、客観的にみたら無茶かもしれない。

関節と筋肉壊さないように気をつけながら、少しずつやる。


 病院での歩行リハビリ中に、「目標は走るにする!」と言い出してPT(理学療法士)を苦笑いさせた。走りたかった。れるようになるとは思っていなかった。でも、風を切って走りたかっ

 自分なりの走り方でいい。やればできると信じている。


2008年6月18日(水)1:29

Run1,000step & 気分UP↑ 

 夜、インターバルで1,000歩走った。(約500メートル)
 気分良い。
 22:00に気持ちDOWN↓だったので、やっぱり軽い汗をかく位の運動で気分が全く違う。
 これを朝できればいいのだが、体が固いのでアキレス腱と股関節が危ない。

 少しずつ進歩感がないと、気持ちが上がらないのかもしれない。

 仕事中に在宅リハ計画の第Ⅱ期分を作った。
 ちょっと満足。
 今週末の紹介医と、来週の外来通院の時に、ドクターに聞くことを、今週中に整理しておこう。  



2008年6月18日18:11 

よく働いた  


 何だか今日もよく働いたなー。
 机の前に座って、様々な事務仕事みたいなこととか、前職場の残務などをしてるが、よくも切れ目なく飽きずにやってると思うよ。
 そしてやることは意外とある。

 最近は、ストレス・クリーンアップ・システムという仕事の仕組みを考えて、それに沿って仕事をこなしている。
 ストレス要因別の枠に仕事をリストアップして、決められた枠順に片付けるという仕組み。
 そうすると、気持ちが早く楽になれ、安心して仕事を明日にやり残せるのだ。
 今日ぐらいから効果が出て、かなり仕事が片付いた。 



2008年6月20日1:36

予後  

 電車の中で、症候群の本の続きを読んだ。なぜいつも電車の中で、なのかというと、結構シビアなので夜机の前に座って読めないのかも。楽しい作業ではないので、楽しいこと、やりたいことを優先すると後回しになるのもある。

 症候群の合併症がたくさんあって、最初の発症後10年間での合併症発症率は約30%だということ。病変も含めると70%。これはステロイド剤を使わない軽症例を中心とした数字。

SjSは普通、全身性の症状が出ない場合は、ステロイド剤を使わないことも多い。私の場合はステロイドを続ける可能性が高く、その副作用が重なるから、もっと発症率は高くなるだろうな。

 そんなことを思うと、いつまでもこの調子でいける訳でもないなと、ちょっと覚悟をする気持ちになる。マイナスに思うとか落ち込むのではなくて、されている時間を充分に堪能せねばと思う。

退院時に、これで快方に向かうとは思っていなくて、また突き落とされるだろうなというイメージはあった。いつでもあり得ると思っている。だから、その時までにもっと強くなっていなきゃと思っ

 前にSjSの本を読んだ時に、まえがきに、「誇りを持って生きてほしい」というようなことが書いてあって、なんとなくニュアンスはわかるけど、病気になったこの状態に誇りを持つって、他人事だから言えるんじゃないの?と少し違和感を感じた。そんなことを、今日朝、重くて上がらない気持ちで、ベランダでしゃがんでタバコを吸っていて思い出した。

 どうしてだろう、「そうか。誇りか。」と何かがわかった。そして、「夢を描こう」と思った。今、歩行が改善することとか、体調が良くなることとか、日々の仕事がスムーズに進むこととか、毎日ちゃんとご飯を作って食べることとか、そんなことばかりを気にして暮らしている。それは着実にやっていることで、ひとつひとつが少しずつできるようになっている自分に満足している。

 でも、何かが物足りない。どうしてだろうと、何日か前から思っていた。

 何となく気づいていたことだけれど、今の生活にも仕事にも、が描けていない。ビジョンがないんだ。今日に精一杯、少しましかもしれない3日後、1週間後位、2ヵ月後位までが、イメージの限界だ。病状の変化があるからその先が見えないのは確かなんだけど、それでは息が詰まってしまうだろう。

だから、夢を描く。どうなりたいのか、どうしたいのかを基準に考える。

 そして、遠回りせず、最短距離で進む。遠回りが近道だったりするので、必要な時は遠回りし、立ち止まり、ゆっくり休む。でも、描く像は外さない。


2008年6月20日1:52

朝歩かないと…

 今日は車で出勤したので、朝の通勤の約2キロの歩行がなかった。そのせいか、午前中から足元がフラフラしていた。朝体を動かすかが、1日に影響があるのかもしれない。それと、走った後は気分がいいのも確かかもしれない。それが循環器等によるものなのか、気持ちの満足感なのかはわからないけど。

 それを考えると、簡単に身近で有酸素運動ができるがやっぱり必要で、それがジムとプールと思っていたけど、やっぱり電動自転車を買おうかなと思う。スクーターを買うことはほぼ決めているのだけれど、自転車も買おうかと思う。

 気持ちの落ち込みが自分にかなり影響していて、それを改善できる可能性がある方法があるならば、全部試してみたい。 


 あと気持ちの上昇に効果があるのが、どういう訳か買い物のようだ。文房具とかそんなものを買う、選ぶ、眺める。今日は仕事に必要な買い物をT店でして、早々に帰って、ファミレスに行って病気の本を読もうかと思っていたけれど、結局夜7時半まであれこれ見ていて、病気の勉強はしなかった。

 今日見ていたのは2穴ファイル。今までの大きいノートが持てないので、1日の予定と1週間の予定表だけ外して持ち歩いている。これをできるだけ軽いファイルで持ち歩きたい。

それから自転車を見た。その他、仕事の仕方が変わったのでスケジューリングも変わってきたので再び手帳。他、携帯電話の新製品なども眺めた。

そして時計。心拍が測れる時計というのがあった。毎日の潮位が出る時計にも興味津々。海を持ち歩くというのはいいな。いつも気持ちの中に海を持っていたい。

で、結局買ったのはファイル数冊と、登山用品店でサポーター機能のある靴下と5本指靴下。それと、本を書こうと思って、印刷用紙を買った。あ、あと道に止まっていた車を眺めた。うーん、どうして物を選んだり見たりするのは、こんなに楽しいんだろう?

 家の近くに、べスパを置いているバイク屋を偶然見つけたのも今日の収穫。時々ウィンドウを眺めに行く楽しみができた。夜、散歩がてら行って見るのは、しばらく楽しみにとっておこう。 




2008年6月20日10:06

週末引き継ぎ  

 何だか体が重くてやる気な~し。病気や薬のせいでなく、単なる寝不足のような気がする。
 甘~いカフェオレと、きのこの山を食べたら少し元気になった。
 しょうがない…行ってくるか。




2008年6月20日19:08

鬱の症状  

 職場に行った。鬱で、徹底したサポートで復帰した職員が、帰り際に笑顔で挨拶に来た。よくここまで元気になったねぇって話した。
 いろいろ聞いてみると、私の体や気持ちの様子によく似ている。そ~か、私のは鬱状態なんだなぁ、と納得。いろいろアドバイスを聞いた。

方針変更。 




2008年6月21日0:23

孤独感  


 残務の片づけに、週に1回職場に行っている。今日は、職員のいる部屋の隣の会議室で、一人でブックリストを作っていた。昨年度末、入院する直前に、職員が学習する機会をもっと作りたいと思って、重点的な予算配分をして、数百冊の本を買った。職員の力とこれからをイメージし、顔を思い浮かべながら、ありとあらゆるジャンルの本を買った。

歩けなくなっている時期だったので、立ったまま本を選ぶのも大変だったし、本を運ぶのも大変だった。最後はその作業で体調を悪化させてしまったのだった。

周辺分野の本もたくさん選んだし、直接は仕事と関係ないけどイメージを広げられるようなアート関係の本や、看護分野の職員のメンタルヘルスやケアの本質を書いた本なども買った。それは夢の広がるような作業だった。独りで、隣室の楽しそうな笑い声を聞きながら、その本をリスト化する作業をしている。

所長と呼ばれる人は他にいて、私は部外者として、黙々と8時間以上、リストアップとカテゴリー分けをしている。そして、私はそれらの本を読むことができないのだった。


 元々仕事中に感情の波が短時間で上下する上に、週末で睡眠不足もあり、風邪も抜けず、全身が重くて気持ちが沈む。誰も私には構わないし、まったく理解されていない仕事をやっている自分の存在意義って、いったいなんなんだろうと思う。適当にやればいいのにと思う。

結局丸一日その作業をして、職場内文庫創設の提案書を作って、概要と手順表とどこまで作業が進んでいるのかを記して、続きの作業は来週以降にやる。

 これらは、なかなか蓄積されにくい業務経験や技術や知識の知の体系を作ってみたかったことが、一つの理由だった。それと、自分の居場所にいる職員の資質を高めて、強い集団にしたかった。

そのために自然に教材があり、学習する空気を作って、常に教え続けるのではなく、勝手に伸び、育てあっていく自己増殖装置のようにしたかった。

今も、提示の仕方によってはそれは可能なのだけれど、そこはもう私の居場所ではない。土を耕す作業をずっと一年間重ねてきて、種まきまでした所で私は倒れてしまった。私は収穫も、なった実を食べることもできない。それは他の人のもの。花が咲けてよかったじゃん、なんて思うこともできなくもないけど、楽しそうに収穫作業をしているのを、ボロボロの体で遠くから見ているというのは孤独だ。そんな時に平穏な気持ちを保てる人なんていないんじゃないかな。

 救いだったのは、鬱から復帰した職員が、帰る前に少し話しにきてくれたこと。「具合が悪くなり始めてから一年が経ちました。いまこうやってここに居られるのが嬉しい。それも全部所長のお陰なんですよ。次は所長の番、絶対に焦らずに、ゆっくりですよ」と。そんな笑顔を、目を細めて見る。一人に手を差しのべられた、一人の近くにいることができた。それでいいじゃないか、と思う。

 もう疲れた。
 今日こそは、もう眠ろう。
 眠ってしまったって、いいじゃないか。
 自分なりによくがんばっていると思うよ。
 そう思おう。 



2008年6月21日15:53 
支えてくれるドクター  

 病院を紹介してくれた医師に、挨拶と報告に行った。最初の病院で診断が出ずに途方に暮れてた時に、来なさいと言ってくれて、一時間かけて触診や打診をして、病院に入院までつなげてくれた。入院中にわざわざ見舞いに来てくれた上に、カルテを全部チェックして、病院に指示し、その後一時間くらい相談にのってくれた。私をバックアップしてくれるチームの一人。そのことが嬉しいし、安心。
 感謝の気持ちで、一番気に入ってるペンをプレゼントした。


 日々の小さい変化はあるけど、最初に会った時と比べると、見違えるように良くなっているから、そういう目で自分を見た方がいいよと。

 そうかもしれない。


2008年6月21日16:28
ノートというフィールド  

 今気に入ってるのはA4のノート。コクヨの普通のノート。罫は少し広め。

 入院中、ノートにいろいろ書いた。これまでの訳のわからない日々を順に整理してみた。これからの生活を描いてみた。仕事もしてみた。思ったことも書いた。

 メージが広がる自由な空間。これからどうしようと思ったり、気持ちが滅入るときに、何となくノートの空間を思い出す。書いたことではなくて、あの場所を。
 未知の中でも、自由になれる気がする。いつか視界が開けるという期待。初めて来た海の海岸線を歩いている時のような心地良さ。




2008年6月22日1:52
バイク検討中  

 足が自由に動かなくなったので、今まで乗っていた400CCのバイクには、乗れなくなってしまった。左足のクラッチが使えないのと、ステップに足を置いておくことができない。それから、止まったときに足を必要な位置につけるかが不安だった。

 先週末にスクーターを借りて試しに乗ってみた。意外。快適で、問題ないのだった。ステップが広いので足が落ちないのと、足の操作が不要だから。それとシートが低いので両足つける上に、スクーターのシートは安定感が高い。移動手段の候補として、かなり有力。

 逆に自転車はペダルが動くのと、足を真っ直ぐ回転させるのが難しく、ペダルから足が落ちるので難しい。60点ぐらい。練習で克服できるかどうか。

 それで、今日はバイク屋に行ってみた。中古のバイク屋で、名古屋から2ヶ月前に転勤になって東京に来た若いその店員は、結構力が抜けていて、あまり売る気もなくいろいろと教えてくれた。

 そこは、何とレンタルバイクというのをやっていて、いろんなタイプに乗れるのだった。これで試してみてから買えばいいのだ。すごい収穫。あと、バイクの新車価格というのは、開発費と製造国で大きく決まるというのも初めて聞いた話。他の車種から流用したエンジン使う場合にはかなり安くなるとのこと。だから、価格差は性能差でないことも多いらしい。

 あと、スクーターの場合、メーターの距離積算計が9999キロまでしかないのは、耐用距離を1万以内と想定しているからだそうな。50ccの場合、2000キロが車の4万キロ相当、5000キロが10万キロ相当。つまり、5000キロオーバーは、かなり壊れるし修理が必要になってくるらしい。設計上、その程度まで耐えられることを最低条件にしているらしい。私の場合、一日往復最低15キロ程度。月300、年3600キロ。スクーターにすると大体2年が耐用年数になる。スクーターは消耗品なんだな。

 それを考えた場合に新車を買うか中古車を買うか。新車の方がいいのかもしれませんね、と中古車専門店のそのスタッフは言っていたので、間違いないな…。いい店員だ。面白いのでまた行ってみよう。

 明日は自転車を見に行くというのが目標。そして、通りがかりによ~く道端を眺めていて、もしトヨタか三菱があれば、車も見てみよう。

 すっかり移動手段確保の生活を送っていることになるなぁ。



2008年6月23日1:23
くるまの研究1[イメージ編]ランクル70

  

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 私の中にある車の原型。初めてかっこいいなぁと憧れたがこれだった。免許を取る少し前のこと。これに乗りたいなぁとイメージしていた。

頑丈、どこまでも走れる。機能美。そして後ろのガラスのカーブが美しい。

 今は排気ガス規制で東京では登録できないのと、日本での生産はそんな関係からもう終了している。外国では今でも働く車として大活躍。オーストラリアの砂漠を走っているのをテレビでよく見かける。


2008年6月23日1:29 
くるまの研究2[イメージ編]ランクル80

  

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 この頃、80年代の車の作りの職人気質な感じがいい。ボディにカーブを描きたかったんだろうなと感じられる。後ろの扉の観音開きの感じがブリキっぽくていい。運転席パネルも、どうしてもそうしたかったんだろうな、というこだわりが感じられる。生産コストからすると無駄も多いだろうに。

 この車は古いので中古しかないけど、やたらとでかいボディとか、無駄に大きい排気量とか、中古でもえらく高いこととかを度外視すれば、乗ってみたいと思う。



2008年6月23日1:33 

くるまの研究3[イメージ編] 80続き  

 

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 どうして中古でも高いかというと、とてもいい車だから。 

 そして、大切に乗り続けている人が多いので中古車があまり出回っていない。10万キロ超えた車でも200万位する。10万キロ超えても壊れない耐久性がある。



2008年6月23日1:35
くるまの研究4[イメージ編]ランクル56 

 

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 これらの車の原型がこれ。かわいい。



2008年6月23日1:58
くるまの研究5[候補編]ランクルプラド

 

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 ランドクルーザーの系譜と自分のイメージがあるものだから。そして、設計に思想が継承されていることが見受けられる部分もある。耐久性、副変速機を持ちオフロードを視野に入れていること、多くの車がモノコックフレームを採用する中で頑なにラダーフレームを用いていること、前後輪の駆動を固定しタイヤの空転を防いでオフロードを走る仕組みを持っていること等。1列目のシートがフルフラットになり、2席目の座面とつながる。

 ただ、ちょっと高級路線を目指していたりして、内外装が豪華で高い。オフロード性能の一方で、その辺りがなにを目指しているのかちぐはぐ。それと最近のオフロードイメージの車に多い、前面のグリルの銀の金網。これを何とかしてほしい。子供っぽい感じなので嫌。ガンダムチョロQ世代がデザインするとこうなるのかな?

 砂浜をギリギリまで突っ込んでいくのには、走破性能という点で日本車では数少ない力を持っていると思うので、候補として考えてもいる。



2008年6月24日18:10
外来通院  

一日がかりで通院。片道1時間半かかるのもあるけど、一日のんびりのつもりで。休みを全部使ってしまったので、勤務に理由つけて外出、別の言い方だとサボリともいう。


 診察の結果ステロイド1錠減った。自分でもそのつもりでいたが、嬉しい。副作用と感染症を避けたいので、早く減量したい。自分で本を読んだ結果、更にあと1錠が回避ライン。次からは半錠または隔日減薬になるのが通例なので、2ヵ月かかる。


 すでに副作用でコレステロール値が上がり始めているのががっかり。食事と運動に注意して、体重を入院前より10キロ以上落としているのに。薬って怖い。コレステロール下げる薬が更に追加になった。あと、感染症の薬も追加。ずっと風邪ひいてるのと、喉が白っぽくてカビの可能性らしい。カビ男。


 入院してたフロアとPTに挨拶に行ったが、担当はいなかった。また行こう。一番話した患者のおじさんが再び入院していたので、少し話す。すっかり患者も入れ代わったらしい。時々外来で知った顔が来るようす。入院時代の患者同士は、昔の友達に会うみたいな感じ。


 難病の申請が通ったので、今回から薬がタダになった。診察料金にも上限がある。これは助かる。今日は診断書類3通含めて410円だった。ずいぶん安いな。


 古本の街が近いので、午後は大きい本屋に行った。調子にのり、3万円近く本を買ってしまった。ストレスマネジメント、心理カウンセラー、パジェロランクルジープの本、四駆の雑誌、福祉職のメンタルヘルス、気功、文章の書き方の本。モールスキンの手帖とバイク、自転車の本は思いとどまった。たまにセキを切ったように買い物をするので危ない。脳になんかの麻薬様物質が出てるのだろうな。じっくり本を選ぶのは楽しいけど。歩行障害なのを忘れて、持って帰れない重さになってしまい、慌てて宅急便にした。バカですねぇ。


2008年6月25日22:42
超高速日内変動  

 々体が重く、気分もそれに連動しているような感じだ。これはしばらく前からのことなので、最近はこういうものだと思っているが、結構短時間の変動が激しくて、それが何によるものなのかがよくわからないでいる。気分が変わりやすいというのがすごくわかりやすい表現。ずっと気持ちが落ち込んでいるというのがベースにあるのなら、それはそれで一貫性があってわかりやすいのだが、上がったり下がったりが極端で、数時間単位で変動するので、その要因はなんだろうと考えている。きっかけがあって上がるのなら、下がったときに意図的にきっかけを入れればいいので解決策が見つかるかもしれないか


 病院の条件が安定した環境の中でも、同じようなことがあった。ステロイドパルスをやっている期間に顕著にそれが出ていたように思う。その時は、いわゆる情動ラベリングみたいなもので、感情の振幅が本体としてあって、きっかけとしてそこに何のラベルが付くか「楽しい」のか「滅入る」なのかによって変動するのかもしれないと考えた。アップに効果的だったのは、リハビリ、特に自転車のマシンだった。有酸素運動だからなのか、思いっきり体が動かせない身体状況の中で、転ぶ心配なく汗をかくくらい運動できる爽快感なのか、と後では気持ちの持ちようがまったく違っていた。たったの15分間なのに。それと、効果があったのが病院の喫煙ベンチでのバカ話。大笑いすると気持ちが180度変わっ。あまりにもあっけなく好転するので、落ち込んでいるのが滑稽になる程だっ。 


 今は疲労や抱えているトレッサーが複なので、直接のきっかけを判断しにくい。今日は朝起きた時点で体が重く、午後2時近くまでその状態だった。その後一度5時頃までアップし、再びダウン、自分で食事準備をして食べ終わって片づける9時近くまでアップ、再びダウン。
 朝からのダウンは、久しぶりの職場への出勤と、抱えている大きな企画のストレスと、単純に昨日歩きすぎた疲れと寝不足か。午後一度アップしたのがよくわからない。下がりっぱなしであるのが自然のように思う。昼のステロイドはなくなっている。ステロイドの副作用が、半減期で切れる時間帯か。漠然とたくさんあった仕事にめどが立ち、抱えている仕事を手をつけたことで気持ちの整理が付いたか?では逆に帰宅後の自炊でなぜアップするのかが不明。体を動かすことではあり、好きな構成的な要素の作業であり、できることの満足感か。それにしても時間帯も一番疲れる頃のように思う。いったいどうなっているんだろう。

 とにかく睡眠の条件を整えないと。そろそろ体も重くて、副作用の可能性も高まってきた。それで今日は、こんなに(!?)早い時間に書いているのだった。

 それと、自分自身の抱えている仕事を立体的に捉えてすっきりするために、再びスケジューリングと記録の方法を考えた。とにかくすっきりとしたいのだ。毎日を楽しく充実した気持ちで過ごしたいな。 




2008年6月25日22:56 
有酸素運動と交通手段  

 入院中から効果的なのではないかと思っていた自転車こぎ(マシン)。実際の自転車に乗ってみると、ペダルから足がずれて落ちるのでちょっと危ない。だからやっぱりマシンかな。それと、こぎ出しで力を入れる時に不安定なので、電動アシスト自転車なら、ペダルにちょっと細工をすれば可能なのかなと思っている。

 職場まで往復の徒歩が合計で4キロある。これはちょっと歩行量としては多い。さらに日中外出すると、簡単に6キロ位は歩くことになる。これは歩く距離としては長い。それで、仕事場までの交通手段として、家~駅または駅~職場を自転車にしたい。それによって歩行量は2キロになる。駅から職場の道は、竹林があったりで緑が多くて気分がいいので、退屈な家~駅を自転車にするのがいいかと思う。

 それから、自転車こぎマシンがあるのは家から3~4キロの所にあるフィットネスクラブ。そこにはプールもあり、プールは感覚マヒへのアプローチとしても是非やってみたいと思っている。もしプールや自転車こぎをするならば、1日4キロは完全に長すぎる距離。そして生活の時間を確保するためにも、交通手段をバイクなりに変えて、その分をプールや自転車こぎに変更したい。

 と、いろいろ考えると、早くスクーターを買って通勤するのが一番良いように思う。スクーターだと20分で職場に着くのだ。その上フィットネスに通うのにも便利だ。自宅周りで自転車に乗りたいので電動自転車も欲しいが、先にスクーター。プールとフィットネスで自転車こぎして、それから電動自転車。

 あぁ、スクーターを買いに行くのが面倒くさいな。今のバイクの廃車手続きしたり、バイク屋で保険手続きしたり、そういうのが面倒だ。あと、バイクはどこで安く売っているのだ?スクーターはあまり魅力を感じる車種がないので、それも気乗りしない理由の一つなんだ。

 でも、やく今の鬱々状態を突破した。そのために可能性があることならば、何でもやってみよう。 



2008年6月25日23:13
バイクの研究 1 現実路線

  

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 排気量50ccは、多分スピード違反でつかまるのと(スクーターの制限速度は、公道で30キロだ)、エンジン耐久性を考えると高くつくので、100~125cc位のスクーター、それも50cc並みのサイズで足つきが良い、かつギアなし、というのが条件。そうすると、そんなに選択肢はない。そして、スズキのバイクは壊れやすいということで選択肢から外すと、候補は数少ない。
 なんだかあまり魅力を感じない。交通手段だからしょうがないか…。


2008年6月25日23:21
バイクの研究 2 ほんとうは…  

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 お金に制限がなかったら、これに乗りたい。
 VESPA GTV250ie 
 金属のボディ。美しい曲線。
 鉄骨のキャリア。


2008年6月25日23:26
バイクの研究3 足の操作ができたら…①  

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 これにも乗ってみたい。
 VESPA PX200 fl 

 かわいいねぇ。
 金属でできている。


2008年6月25日23:33
バイクの研究4 足の操作ができたら…②  

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 これに乗ってみたい。
 ①ホンダ スーパーカブ90
 地の果てまで新聞を配りに行く耐久性。やたらとでかい荷台とカゴがつけられる。

 ②ホンダ PS250
 後ろに荷物を積める荷台がある。二人乗り用のシートが起きるようになっていて、背もたれになる。そして荷台が現れる。鉄骨っぽいところがいい。かっこいいのに、最近になって生産終了になってしまった。値段が高いからな。今の私にはサイズが大きいのと、足のステップが前すぎ。そしてステップが小さいので足が落ちるかも。とにかく荷物を積めるというのはエラいと思う。



2008年6月25日23:59
ラン  

 650メートル。 




2008年6月26日8:29
問題解決直線  

 バイクを買う→通勤を軽減→プールに行く→体重を落とす→タバコをやめる→免疫力を上げる→感染症を防ぐ

 で、

 道でバイク屋がないか観察→ない→バイク安売り店調べる→今日こそバイク見に行く

 と、まぁいい。何だか夢がないなぁ。問題解決型思考だからかな~。そして何をしたい?がない。そこが動機づけの弱さで、億劫な原因か。そして今のバイクを売却するとか、手続きが面倒。入院中に車検が切れて走れない。バイクに付いてるトランク外すのも面倒だなあ。



2008年6月26日22:37 
ハイな一日  

 昨日はいつもよりも一時間早く寝た。そのせいなのか、今日は一日かなりハイだった。そして、多分表情が違うからなのではないかと思うが、色々な人が話しかけてきたりして、これは入院中に気づいたことだが、話をして笑ったので更に気分がアップするという、一度も下がらない一日だった。わずかに仕事が終わって歩いて帰る途中で、気分は下がらないが、足元のふらつきがあった。これは疲労に近い感じ。 


日の条件でここ数日やいつもと違うのは、
①睡眠時間が1~1.5時間長かった
②先週半ばより車で移動していたのが、今日から再び徒歩&電車になった

③本来業務の核心に近い所に手をつけ始めた
④細かい億劫な仕事を消化し、それらがなくなりつつある
⑤週末が近い
⑥帰りにバイクを見に行くという前向きな計画があった
⑦一昨日夜から抗炎症剤とコレステロールの薬を飲んでいる
⑧一昨日昼からステロイドを減量している
⑨風邪をひいていない 




2008年6月27日0:27
ラン  

1500step 



2008年6月27日1:22
立体で考える&ストレスマネジメント  

 現在平面の進行状況と、時間軸で貫いた次元の状況について、立体的に把握できる方法はないものかと、仕事場のベンチでボーっとしながら考えたりしている。
 それと、バイクのことでも書いたが、現実的な状況と対処に比重を置くあまりに、ビジョンが描けていないというバランスも気になっている。

 そんなことを思っていたら、同じようなことを考える人もいるもので、精神科医香山リカが、立体思考法という本を出していたので買った。
 R・I・Fの法則にもとづいて思考するというものらしい。そのアルファベットが何を指しているのかは、まだ読んでいないのでわからない。

 それと、ストレスマネジメントの本をパラパラとめくっていると、ストレス要因はメンタルだけでなく、身体的要因があるというのは考えていたとおりだが、その他に身体状況・年齢・性別・性格・人生観・価値観・考え方などの個人要因が大きく関与していることと、緩和するものの存在の有無も関係しているということが書いてあった。

 言われて見ればもっともだが、そうやって考えると、逆に排除する方法も順序立てて考えることもできるかもしれない。それと論理療法というようなものが話題になっているようで、その関連の本も買った。全体的にストレスを排除しなければ体がもたないような条件で暮らすことになってしまったので、こんなことについて考えることになっている。入院中に思ったのは、福祉従事者が抱えるストレスを組織的に何とかできないかということで、もし法人所属が難しくなる状況が出てくるのであれば、しばらく勉強の期間をおいて心理カウンセラーに関わる仕事をしようかと思っていた。今までの仕事経験の中でずっと気持ちの奥で引っかかっていることであり、ここ数年実務上力を入れて大切にしようと思い続けてきたことだから。そういうビジョンが遠くにあって、今のストレスについての勉強もあるのだった。


2008年6月27日1:36
バイクを見に行った①  

 何台かまたいでみた。意外と大きかったり、でも足つきは良かったり。
 どれも大差ないなあと思うが、候補1番のバイクはやや大きく、シートが固かったのでやめる予定。

 小さくて扱いやすく、それでいてよく走りそうだったのが写真のバイク。SUZUKI V125

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 50ccと変わらない大きさと重量(85kg)で125cc。重量バランスとしてどうなんだ?という疑問はあるが、大きいエンジンでゆっくり走るとバイクは壊れない。問題は、前の店の店員が言っていた、「スズキはよく回り、よく壊れる」。

 値引きが一番大きかったのが写真のバイク。定価だと候補に入らなかったが、値引き後の値段は他と同じ。

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 まぁ、なんというか空を飛びそうなデザインだわね。


で、最終的に迷うのは、これら国産バイクの中から選ぶか、Vespaを選ぶか。休み中にVespaを見に行けば解決するような気もする。Vespaの値段は、国産バイク2台分なんだな…。これが問題。Vespaで現実的な選択は、写真のバイクか。それでも2台分の価格…。

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200862717:02

やむを得ず  

 午後になってしばらく仕事をしてから、職場を出て前の職場に車で向かった。最近、ボランタリーにLANの構築作業をしている。幹線道が混んでいた。やむを得ず迂回路を通って、やむを得ず通りがかりのベスパの店に入る。やむを得ずの割には30分位探したけど。そこで1時間位話し込み、バイクに跨がったりしていた。すると、これから向かうと、先方は業務終了になる時間になった。やむを得ず中止し、ロイヤルホストに入る。サラダバーを腹一杯食べ、ドリンクバーで思う存分飲む。やむを得ないことばかりの午後だった。 



200862717:45

ベスパを見た  

 ベスパは、やっぱりかわいバイクだった。店員さんも丁寧で、熱心にベスパの魅力を語ってくれた。小さいお店の感じもよかったし、メンテナンスもやってくれそうだった。そして、なんとその店は、私が前に住んでいたアパートから歩いて一分の住宅街の中にあった。

 性能も良くて、色も気に入って、魅力的なデザインで楽しそうで、長く乗り続けられそうなバイク。


 でも、たった一つ、わずかに今の私の体に合わない。数センチ、何かが違うのだ。



 今回何台ものバイクに跨がってみてわかった。バイクにはそれぞれ特有の乗車感覚がある。それは、全長だったりボリューム感だったり、車高やサスペンションの沈み方だったりする。今の私にはとても大切な「感じ」。ベスパは、シートの素材がわずかに硬く、シートのボリュームを大きく感じる。長く乗るのには最適な疲れない硬さなのだと思う。それが私の体に合わない。

 私は厳密には左臀部の筋肉にも麻痺がある。これに加えて、運動障害で筋肉が落ちた上に、減量して脂肪も減っている。以前ならできた、物の性質に体の方を合わせることが、今はできない。体とバイクの接触は、尻が8割、残りがステップに載せている足の裏と、ハンドルを握る掌。だから、座った時の感覚を無視できない。シートの硬さと大きさによって、踵が数センチ上がる。それがわずかに感じる違和感だ。

 このイタリアのバイクの剛性感は、道具としての性質という意味で、とても好きなのだが、金属の重さを支えるには、私の脚はわずかに力が足りない。

乗 れば走れる。慣れれば何とかなるとは思う。でも、履き慣れない靴で歩くとマメができるように、しばらくは痛みが続くだろう。バイクの高速走行下の違和感は、命にかかわる。そして、慣れるまで何度も倒すには、このバイクあまりにももったいない。


 カタログは永久保存版にして、まずバイクに慣れてから、私の体が治ってから(治るのだ)、条件を整えて、必ず再び会いに行く。そうしよう。最近まで20年も30年も前のモデルを作って売っているくらいだから、ベスパは待っててくれるだろう。

 恋人の気持ちを確かめに行った、そんな気分だ。 




20086291:12

休日 一日体調↓  


 体が重くて、昼に一度起きたものの、軽く食べて、また夕方まで寝た。重さは多分平日も同じで、仕事あれば何とか行動するものの、なければ毎日こんな風になってるのかなって思った。天気が関係あるとかいうけどどうなんだろう。


 最近関心があったバイクも、今日は、うでもいいって感じ。バイクにしたら歩行減るし、そのぶんちゃんとプールに行くのだろうか?家から駅を電動でない普通の自転車にするだけで良いのでは?バイクを引き取ってもらうために、荷台にあるトランク外すのが億劫。下取りつけてもらえる可能性あるならバイク磨く?とても今日はそんな気になれない。疲労感出ると、回復しようと反応するのか、食欲が増す。体重増は足に良くない。だか色々なことが閉塞した螺旋の中でぐるぐるからまり、出口を見つける気力と思考力な。これは鬱の症状と同じだわね。

 夜になって外を歩いたけど、足元がふらつく。左膝が抜けるし、右こんなにしびれてたっけ?


2008年6292:55

海にもぐってみたい  

 その壁に書かれた大きなイラスト、海の底から海面の光が射す方を見上げたイラストをボーっと眺めていて、海に潜ってみたいなと思った。に潜ることは、できなくなったことの一つだと考えてい。いろいろやってみたいことを思いつくのだが、可能性がないと思えばどんどん簡単に排除して捨てるようになっている。できないものは仕方がないと。サーフィンがそうだ。平地で安定して立てないのに、水の上の板の上に立てないよな…と考えておしまいになる。でも、本当にやりたいことだったら、やり方を考えて、それに向けて段階を踏んで努力すればいいんじゃないかと思う。本当にできないのかどうか。歩くのも走るのも車の運転もバイクもスクーターも、部できないはずのことだった。その内いくつかが、すでにできるようになっている。できるかもしれないなら、やりたいのならやってみるのがいいのではない
 気になってから、自分にとって大切な風景とか、これから長く生きていく上で自分と切り離せないことはなんなんだろと漠然と思い浮かべる中で、「海」は大切なものなのではないかと思うようになった。海に潜れなくても、海に行くために車を運転できるようになろう。足が駄目なら手で運転する装置をつけよう。岩場を歩けるように、思った所に足を置けるようにリハビリをしよう。仕事を引退したら、いつか海の近くに住もう。と、自分にとっての海を時々思い浮かべていた。

 今まで、ボンベを付けて潜ったことはない。素潜りで日本の海と外国の海に潜った。体が水になる時間。もっと深く潜ったら、もっと沖で潜ったら、海の中はどんなふうなんだろうと思っていた。できる可能性がある頃は、いつか機会があればと思っていたけれど、素潜りが困難になった可能性が高い今、逆に道具の力を借りて潜る方法として考えてもいいのかもしれない。

 最近の目標は、「スクーターを買って云々~プールに行く」で止まっていたんだけど、これをさらに、泳げるようになって海に潜るための練習と考えたらどうだろう。プールで確実に足でストロークできれば、海でフィンを付けて泳ぐほうが簡単だと思う。この足は、いざというときに危険を回避できない可能性が増すだけだ。

 やってみてもいいのかもしれない。


20086293:33

痛みと歌の記憶  

 テレビを見ていたら、たまたま青山テルマの「そばにいるね」が流れていた。そうしたら、体がその時の記憶を思い出した。どんどん歩けなくなり、どうしたらいいのかわからない不安に包まれていた今年の初めの頃の感覚を。その少し前の体がきつかった頃に聴いていたGarnet Crowは、辛い感覚を思い出すから、手元にあるMDを聴けずにいた。聴いてみれば、何ということはないのだと思う。でも、感覚を思い出すのがいやだったり、気持ちの中で何かが戻ってしまうかもしれないという、漠然とした嫌悪感がある。つい数日前、やっと何となく聴いてみることができた。聞き流す程度に聴きながら、以前のように思い入れをもって聴くことは、もうできなかった。

 「そばにいるね」が、自分にとってそんな歌だとは想像していなかった。というのも、この曲をちゃんと通して聴いたことがない。知っているのは、職場で小さい音で流れているFMからかすかに聞こえる音と、テレビCMで流れていたフレーズだけだったから。

 調べてみると、この曲は今年の1月23日に発売されていた。それは、まさに私が体に違和感を感じて通院した頃だ。そして、その前からFMでは先行配信されて時々流れていて、ずっと気になっていた歌だった。その後、DOCOMOのテレビコマーシャルでこの曲が使われていた。CMは、高校生が卒業して大学に通うために、都会で一人暮らしを始めるというような設定の短いドラマがいくつか流れるもので、その不安と携帯で友達につながることの安心感をイメージさせるようなものだった。一人になる不安な感じは、私もいつか経験したことがあるものなのか、感覚的にとてもよくわかった。そんな年明けの新しさの不安感と病気の不安感とが重なって同じ時期にあって、その時に流れていた曲の優しい声が記憶に残っていた。歩くのが難しくなった頃、その歌のCDを探しにレンタル店に行こうとずっと思っていた気がする。結局、最後は家から7800メートル位の所にあるレンタル店まで、歩いていくことも、車を運転して行くこともできなくなっていた。そんな、不安と、希望と、挫折の記憶を重ねた歌。

 そして今、どうしようかと思う。そんな歌を、敢えて探して聴いてみるかどうか?一つずつなぞっていくのもやり方だと思う。直視するとか、再認するとか、そんな言葉だろうか。無理にそうする必要なはいから、やりたければやればいいのだとは思う。入院中に、自分の入院前の時間がバラバラになった不安の記憶を、手帳やメールやメモや財布にあったレシート等を全部広げて、順に丁寧に追って書き出していったら楽になった。だから、憶をあいまいにしておいて漠然と不安があったり、避けたりしているなら、近くに行って見てみればいいんじゃない、とも思うのだ。



200862922:36
無理やり一歩前へ:泳ぐ&自転車屋

 今日は日曜日。休日の今日も、起きたら昼だった。どうにも体調が良くない。昨日から、足のしびれがひどくなっているような感じで、歩行が不安定。きっとこのまま家にいると、また昼寝をするか、鬱々と過ごすに違いなく、午後に飲んだステロイド薬は消費し切れずに、睡眠時間のずれと共に、今日の不眠と明日のフラフラになるに違いないのだ。毎週の悪循環のサイクルを断ち切るために、何かしなければ。

 で、雨の中無理やりな感じで家を出て、車で民プーに向かう。以前一度行ったことのあるプールだ。今までとってももったいぶって、最後の秘策がそこにあるかのようになかなかプールに行かなかった。そろそろ前に進まなきゃ。こんな形で、あっけなくプールに行ったのだった。日曜の午後だが、雨が降っていることもあるからか、思ったより空いてた。子供が多いプールは、感染症が嫌だなあと思うものの、仕方ない。スポーツクラブへの入会を考えているのは、プールに入る人数が明らかに少ないのと、子供が少ないので水がきれいで感染症の危険が低いからでもある。

 プールサイドまで杖をついていくわけにもいかず、プールサイドをゆっくりと歩いて、階段状になったプールサイドから水に入る。2年位前だったか、他の区民プールへは何十回と通ったので、慣れている分、水に入るのは抵抗感がない。この体になってみて、今までの経験という貯金を使うみたいだなと、時々思う。すでに身についていることとかできることが大きな武器になる。少しだけ足元に慎重になりながらも、普通に水に入り、コースロープをくぐって、とりあえず水中歩行のコースに入る。水の中を歩いてみる。想像では、麻痺している足が水底に着かずに空回りして、水の中で転ぶようになるのではないか、とか、おぼれるのではないかなどと思っていたが、特にそんな様子はなく、多少の不安定さはあるものの、水中歩行は可能だ。以前は水中歩行というのを退屈でやったことがないので比較にならないが、地上で不安定であるのと同じくらいの不安定さや違和感がありながらも、一応歩ける。病院のPTが言うように、かに水中だと抵抗感があるので、足の位置はわかる。それと、足を振り出すのにも水の抵があり、動かす訓練になる。後ろに振り上げる練習もできる。
 次にビート板を使って泳いでみる。一番楽に泳げる足だけの平泳ぎ。何だか前に進まないが、一応可能。バタ足、更に進まないが一応できる。以前から、ビート板を使ったバタ足は進まなかった。そして、あまり好きではなかった。ビート板を足に挟んで、手だけでクロール。これは予想していたことだが、足を使わないだけに以前とほとんど変わらずにできる。実はからこれが一番気に入っていた泳ぎで、水をつかめる実感があ。こういう貯金が生きてくる、と思う。これなら、繰り返し通っていれば、かなり泳げるようになるだろうし、気分がいい。運動にもなる。足の訓練にはまったくならないけど…。 

 ビート板をなしにして、平泳ぎをしてみる。思ったより可能だ。が、以前よりかなり遅い気がする。足のストロークは意外とできているようなのだが、多分力が有効に水に作用していないのだろう、何だか進まない。これは残念。平泳ぎは結構速かったし、好きだったから。後ろに蹴り出した両足の踵がぶつかる。多分水の抵抗にぶつかって、左足が正しくストロークできていない。練習をすれば変わってくるかどうか。

 約40分間、水の中で過ごした。いくつかできることがわかったのと、練習すればできそうなことや、効果がありそうなことを確認できたのは、一歩前進だ。でも、今まで使わなかったような筋肉を使ったせいだろうか。右足のしびれ感と左の不安定さが更に増したように思う。明日以降、これがどのように変化するか。

 そして、あまり乗り気でないながら、外に出たついでに自転車屋にも行ってみる。電動自転車がどんなものか、実際に見てみようと思う。その自転車屋は大きくて安売りの自転車屋だが、客はほとんどいなかった。電動自転車のコーナーには数十台の自転車があった。私が乗れそうな20インチのタイヤのものは1種類、それはネットで見ていた車種だった。が、あまり魅力を感じない。なんでだろう。夢がないな。ふーん、と思ってすぐに帰る。その自転車は気に入らないというのが確認できたというのが、一歩前進。また次を考えてみよう。

 重い体ながら、今週も一つ前に進んだのでよかった。何て遅々としたペースなんだろう。まぁいいか。来週中に、今回のことを参考に、職場の最寄り駅近くのプールに初めて行ってみることができるだろうし、自転車かバイクかという迷いは、とりあえずバイクという選択肢を優先することになりそうだ。

 そして、日曜の夜で雨にもかかわらす、体を動かしたせいか、気持ちがすっきりしている。これが一番期待していたことだ。プールやジム、自転車にもこれを期待しているのだ。自転車を使おうと思うのは、いつどの時間帯でも、体を動かせるからなのだ。 



20086301:02

電動アシスト自転車のけんきゅう 1  

今考える条件はこんなふう
タイヤ20インチ:26インチの自転車に乗ってみたら、ペダルから足がずれて前輪に当たる
ギア3~6段:そこそここぐので、ギアつきが良い。内装は使ったことがないので、どの程度のギア比なのか不明。電動アシストの場合、ギアなしだとすぐに足があがってしまうと予想する
リチウムイオンバッテリー:長くもつのと、継ぎ足し充電ができるから。マメに充電するというのは、多分私には無理。携帯でさえ無理なんだから。
泥除けと前にカゴ、後ろにキャリアが付くこと:荷物を運ぶのが自転車の仕事だと思っているので。泥はねで濡れるのはいやよ。
タイヤはやや細身:抵抗が少ないほうが良い
フレームが、足抜きが良いこと:バランスを崩したときに抜ける方がいいのでは?

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こんな条件に合うのは写真のような自転車。

 

ちょっと条件を譲るとこんなのも。

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本当に26インチはダメなのかな?
もし大丈夫なら、こんなのもある。 

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200863023:12

嫌がらせか拷問か  

 久しぶりに仕事のことをまともに書くと、というか、久しぶりにまともに仕事のことを考えたんだけど、今企画して今度取り組まなければならない事業というのは、1年半前までやっていた仕事で、その分野は制度変更があって、全国一斉に大きく動いている。その制度の元を作ったのが私たちだったんだけど。その分野から離れる時に、これで時代に追い抜かれるなと思い、あきらめながら、捨てるつもりで新しい職場に移った。

 それが、1年半のハンディで、今更になって再び取り組めという指示。世の中どうなっているかつかもうとして、インターネットで色々調べてみたが、やはりすでに世の中は動いている。私が最先端として提案した事項は、世の中では大前提となっている。自分の取り組みが踏み台になって築かれた様々な他人の取り組みを眺めることになった。歯噛みする思い出見る他人の実績は、法人の嫌がらせか拷問か。希望した分野に戻れただろうって他人は思うかもしれないが、取り戻せない時間もあるのだ。遅れを取った上に、社会との接点も持たず、世の中とずれている上に、社会生活を送っていなかった時期があった。対象者も、下も予算も何も持たない速く歩けない私が、何を思い描き、何ができるんだろう。一日に1人2人くらいとしか会話しない私が、世の中に身一つで対峙していけるのだろうか。何だかとってもナンセンスな闘いのような気がす