よるくま@真夜中の虹 膠原病・心筋梗塞 闘病記

膠原病~心筋梗塞/発病・入院・共存の記録 体に耳をすます日々の日記

前兆

f:id:yoru-kuma:20200930161328j:plain

2008年1月4日 1:33 時計が止まり

机周りの時計が全部止まってしまっている。一番大きい目覚まし時計は5時44分。折りたたみの小さい目覚まし時計は1時51分。腕時計は6時51分。

 

今年はあんまりお正月気分もなく、あっという間に終わったので、ペースも崩していないのだけれど。

明日から仕事。ちょっと緊張するし、何だか気持ちが乗らない。うーん。行きたくないな…。新しい感じは何だか苦手。

 

普通にゆっくりスタートすればいいんだけど、自分であおるように駆り立てて、新年の目標など立ててしまう訳。

一年という区切りで見たときに、今年について考えること。
今年はヤクドシらしいということではないが、大胆にというよりは、
蓄える感じでいきたいと思う。整理し、蓄える時期のような気がする。
守りということではなく、キチッと蓄え、足場を固めないと、
後が続かないのではないかと思う。

 

2008年1月9日 0:46 ONでの選択

明日は外部機関の監査。

準備したのに、最後のところが気持ちの中で締められていない。ほんの30分の思考でいいんだけど。

電車がなくなるから、気持ちを区切れずに走り出す。このONの状態で家に着いて、明日に賭けて眠るのか、とことん締めるのか。余りにも疲れていて、とても考えられなさそう。いつもはOFFにする、より戻しの時間。

今日どうする?

 

2008年1月14日 3:44 肌触りの悪い服

どうももやもやしていて、気持ちが落ち着かない。

それは多分、いろんなことのスピードが速すぎるからなんだと思う。ひとつひとつに自分なりの整理をつけて次に進まないと、いろんなことがやりっぱなしの感じがして落ち着かない感覚が残る。何か肌触りの嫌な服を着ているような感じ。そして実際に体のあちこちが痒くなっているのだった。

それで休日の夜だけど、仕方なく一つずつ確かめながら次に進むことにしよう。 

 

2008年1月15日 0:07 成人式とあの頃

 さっき、成人式についての話を書いたが、サーバーにつながらずに飛んでしまった。まあ、世の中の状況についてはどうでもいいか。

 私は成人式には出なかった。あの頃は気持ちのどこかが突っ張っていて、くだらない、出るもんかと思って、一人暮らしの部屋にいた。何をやるのかはよくわからなかったが、一人流れから取り残されたような孤独な感じがした。その年、まだ宙ぶらりんの生活をしていたので、昔の小中学校の同級生にあって「何してる?」みたいな近況報告をするのもいやだった。誇れるような何かをしてはいなかった。それを説明するのが面倒だった。昔の友達に会いたくない訳ではなかったけれど、中学校には楽しい思い出というのはほとんどなかったので、親しくない人たちと会話するのも面倒だった。

 その頃だったか、中学の同級生で、高校を中退し、美容師の学校に行った一人暮らしの友達の家に時々行っていた。その子と電話で昔の友達の近況を話していたら、突然「私だけ何にもなれていない」って泣き始めたことがあった。「そんなことないよ」って言いながら、私も何にもなれていなかった。

 

2008年1月21日 3:05 明け方

雪はまだ降り始めていない。

土曜の夜から熱を出し、日曜もずっと眠っていたので、眠れない。

熱が出た理由は何となくわかっていて、疲れもあるんだけど、ストレスによるもの。

 

2008年1月21日 13:00 体調が悪いのか?

 仕事関係の新年会に行き、そこではめったに会わない人に会うのだが、一年ぶりに会った人と初めて会った人に疲れを指摘された。自覚なく、少し酒を飲んだからだと思っていたが、その夜熱が出た。対人サービスの仕事をしてる人は、無言の内に体調を読むのに長けているなとちょっと改めて驚くな。

 熱は下がったものの、今日はどういう訳か右足がしびれていて、いよいよ大病かな?なんせヤクドシだしな。足の疲れは最近目立つ。血管の硬化か、酸素供給不足か筋肉の硬化みたいな感じ。

 

2008年1月26日 23:46 独り。そして独りじゃない。

 反感、批判、中傷、抵抗、揚げ足。そんな空気と視線を、プライドと努力と誠意と感情と信念と論理で超えた。

 15対1の闘いの中で見る孤独と崇高なもの。逃げないこと、正面から乗り越えることを独りで一つできた。その前向きの姿勢に呼応するように、大切な人から次々とメッセージが届く。そして素晴らしい部下が現れた。

 よくわからないけど、何かが動く兆し。トンネルから抜けるかもしれない。遠くに光が見えたら全力で走って、一気に光の中に飛び込む。独りじゃないんだ。

 

2008年1月26日 23:58 降りてきた閃き。

 来週のプレゼン資料ができず気持ちが塞いでいた。人の書いた本を読むみたいに改めて以前作ったスライド画面でその主旨を読み取ろうとしていた。最近やっているハイスピードの読書みたいに。いくつも重層的に重なるロジック。繰り返し試行錯誤して組み立てるプレゼンによって、いくつもの論理が混在しているのだ。それらを、ほどいて、感覚のバランスに照らし合わせながら、核心を見出だそうとする。

 その作業の中で見えてきたのは、経験に裏付けられた知の大系。多分、自らの取り組みが基礎となってできた法律の、誰も気付いていない本質がそこにある。まだ見えないけど、普遍的な何かが見える確信がある。本を書くかもしれない。書かなければいけないと思った。

 

2008年2月4日 10:01 腰壊れる

 十日位前から時々右足がしびれるなぁと思っていた。右手は大丈夫だから、脳血管じゃないか。皮膚のしびれだから血行不良か。などと考えていた。先週末あたりから歩き方が変になり、昨日色々と動かしてみると、どうやら膝から下がおかしいみたいだ。膝を少し曲げると支持できずにカクッとなる。更に曲げると、そこからは筋肉で支えられる。つまり一人膝カックン状態。自分の足じゃないみたいなので面白くて、カックンカックンしながら歩いてみたりしていた。が、もしかしてこれは良くないのかもと思い始めた。

 そして、今度は車椅子になった自分とか、右足がない自分とか色々想像してみた。移動が不便そうだ。車は右足でアクセルとブレーキだから困るな。でも身障手帳を取れば改造できるのか。足あるけどマヒだと、岩場で釣りはできなそう。今まで堤防の上とかヒョイヒョイ歩いてたけど、あんなんしたら落ちてしまうな。危うい場面で、体を頼りにしてたんだなぁと思う。野球もできなそうだ。うーん。片マヒだと字も書きにくそう。キー入力を左手でやる。それよりか、脳の言語野やられる方が困るな。体は何とかなるけど。そう考えると、自分の大切にしている本質的なところは、感情とか思考とか表現にあるのかな。アウトドア、表現の順に思い浮かび、仕事は登場しないんだな。体きかなくなったら、なんか純粋頭脳労働考えればいい、くらいの感じで思ってるんだ。

 そうこうしてる内に、腰が痛くなってきた。うーん、椎間板ヘルニアかも。脊椎からは左に外れてるけど。右足とは合ってるかな。脳から脊椎への神経は逆に通ってるからな。腰だとセックスできないじゃん。これが一番困る?

 どうでもいい。早く医者に行った方がいいに違いない。間違いない。